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水星逆行について② [トランジット]

以前、ニューヨークで活躍されている占星家のNOZOMIさんと
エレクショナルの話をしていたとき
「すずさん、水星逆行の<影>は気にしないのですか?私は気にします」と
話してくれたことがあります。
私自身はエレクショナルチャートを作成するとき
水星逆行は避けますが<影>は気にしません。

逆行の<影>とは
Pre-retorograde shadow (逆行前の影)と
Post-retrograde shadow (逆行後の影)のことです。
レトログレードゾーンとも言います。

今年の8月の水星の動きは
Pre-retorograde shadow ・・・8/10-8/30(乙女座14度-29度)
Retorograde・・・8/30-9/22(乙女座29度-14度)
Post-retrograde shadow ・・・9/22-10/7(乙女座14度-29度)

水星が行ったり来たりする度数は乙女座14度~乙女座29度で
8/10から10/7までが水星逆行の<影の領域>でした。

来月、また水星が逆行しますが
Pre-retorograde shadow ・・・12/2-12/19(射手座28度-山羊座15度)
Retorograde・・・12/19-翌2017.1/8(山羊座15度-射手座28度)
Post-retrograde shadow ・・・翌2017.1/8-1/28(射手座28度-山羊座15度)

水星逆行の<影の領域>は射手座28度~山羊座15度の間、
12/2から1/28までの期間になります。

<Pre-retorograde shadow >逆行前の影

逆行の前振りとなる出来事が起きる時期。
何事もポジティブに考え行動することは大切ですが
最初からスムーズに行くだろうと楽観視しすぎないこと。
じきにフラストレーションを感じる状況に進んでいくことを想定し、
油断せず準備を怠らない。障害になりそうなことは取り除いておく。

<Retorograde>逆行

コミュニケーションに行き違いが起こりやすい。
思惑通りにいかないことが多い。不手際も増え、ストレスを感じる。
思案し、内向きになる傾向。
自分の都合だけを考えがち。あるいは相手の都合だけを
押しつけられているように感じる。
問題の再燃。過去を振り返る。懐かしい人との再会も。

<Post-retrograde shadow >逆行後の影

ゆるやかに回復・発展していく。問題解決。失敗から学ぶ。
長所・短所を理解し、柔軟に対応する。
調停、妥協点を見つける。仕切りなおす。
遅まきながらも物事が順調に動き出す。
段階に応じて調整し急がずゆっくり進む。

上記は逆行の一般的な傾向で
特別に何も感じないことも多いです。
しかしネイタルの天体やASC、MCが逆行ゾーンに入るのなら
強い影響を受けることも。

逆行水星と太陽の合

m-2.jpg

水星は地球<+>に接近し、視野を狭めています。

動きも遅く、水星特有の機敏さが減退します。

8月の水星逆行の直前に告白し
「彼とお付き合いすることになりました!
これから結婚へ向かって行きま~す」と
メールをくださった方は水星逆行中に
破局してしまいました。
原因はコミュニケーションに対する考え方が
あまりにも違い過ぎたからでした。

この夏の水星逆行は
魚座-乙女座にノードがトランシットしていたせいか
自分自身では自覚しづらいコミュニケーションの癖が
原因で別れたカップルが多い印象を受けました。

●深酒、酒癖
●暴言、怒鳴り癖
●長文メール
●頻繁なLINE
●数時間に及ぶ長電話(愚痴や悪口)
●深夜の数時間に及ぶオンラインゲームなど

自分では普通と思っていたことが相手にとって
そうではなかったり、相手が普通と思っていることが
自分にとっては無理かも、とひるむことであったり、
これまで気が付かなかった問題に気づく運気だったようです。

ルディアはギリシャ神話の兄弟神プロメテウスとエピメテウスから
順行水星と太陽の合をPromethean
(プロメティアン:独創的で先見の明のある人、変化に適応する人)、
逆行水星と太陽の合をEpimethean
(エピメティアン:後知恵の人、変化を恐れる人)と
名付けています。

ルディアはまたエピメティアン/水星逆行の時期には、
家族、文化といった日常のパターンから離れると良いと述べています。
精神的に成長するサイクルが始まり、心の中に新しい種が蒔かれる時期であると。

占星術はエピメテウス的な学問であると感じます。
過去の膨大なデータからフィードバックを得ているものの
結局は後知恵の解釈に終始するはめに陥りやすいからです。
宇宙のシナリオは人間の思惑を凌駕してしまうけれど、それが面白い。

そして過去の失敗を反面教師として今後に役立てようとする人こそが
プロメティアンになれるのでしょう。


個人秋分について [トランジット]

トランシットの太陽が蠍座に入りましたね。
私は出生の太陽が牡牛座0度にあるので
先日、個人秋分を迎えました。

個人秋分とは、出生の太陽にトランジットの太陽がオポジションになるタイミングの
ことで、誰でも誕生日の半年後に訪れます。一年の折り返し地点です。

久々に<Planet in Transit>のSun Opposition Sunのページを開きました。
改めて読み返すと占星術のロジックに忠実に書かれていることに気づきます。
この本が書かれた頃(1976年)のHand氏は心理占星術の研究家であり
心理学的な視点からのアドバイスが素晴らしいです。

少し大げさというか、厳しすぎるくらいの説明がされています。

要約すると
①他人の野心と自身の野心との間に抵抗が起きる。対人関係が難しいとき。 
②怠慢に注意。しっかりと準備すれば成功するが、そうでなければ
 全てにおいて正しい結果を出すことが難しい。
③独りよがり、傲慢な態度、天狗になることを避けなければ
 これまでの過程がふりだしに戻る。
④新しい事業に加わることは良くない時期。
⑤全てにおいて相互作用がきわめて大切。

誰しも年に一回、個人秋分を迎えますが、
人によっては太陽サインが司る部位の弱点が出やすいようです。
私の場合は出生の太陽付近に土星があるので、誕生日の頃や
今の季節は耳鼻咽喉のトラブルに見舞われがちに。

オポジションはスタート地点から一番遠い場所です。
ここからまた元の場所へ還っていきます。
鷹匠と飛翔する鷹がいちばん遠く離れるポイント。
鳩の群れの中に迷子の伝書鳩を見ることがありますが
本来の役割を見失って戻ることができません。
オポジションもそういう状況に陥りやすいのではと思います。
到達点を過ぎても気を緩めず、さらに心を引き締める必要があります。

⑥今一度、人生における軸、構造を作ること。いろいろな手段で仕切りなおすこと。

私自身のここ最近の出来事として、子どもたちの勉強や生活態度のことで
夫と対立していました。夫は口うるさく注意することが大切という意見ですが
家庭内の仕組みをまず作っていくことが大切だと気づかされました。
当然ながら、子供を思う気持ちはお互いに同じなのです。

飛ぶように毎日が過ぎていくなか、占星術を学んでいて良かった。
個人冬至に向けて心機一転、進んでいこうと思います。


n太陽-t冥王星の0度について② [トランジット]

前回、n太陽-t冥王星0度で亡くなった方のケースを取り上げたので
この星回りを迎える人を不安にさせてしまいました。
今回はそうではないケースを取り上げたいと思います。

サンプルは海部舞さん。占星術セミナーの講師をされています。
「赤ちゃんを呼ぶ占星術講座」に参加してくださったとき
お子さんたちの受胎の星回りをシェアして頂いたのですが
二人目のお子さんを受胎されたとき、
ちょうどn太陽-t冥王星0度の星回りでした。

受胎日蝕のチャート。
翌年6月に男の子をご出産されています。

mai-1.gif

P満月の上での日蝕
(進行法をソーラーアークにすれば、SA月はnヘッドと0度)
n太陽-t冥王星0度以外にも
ASC-t土星0度、MC-t土星90度など。
翌年の2010年には、天王星と土星の180度に
n太陽が巻き込まれ、Tスクエアを形成。
その後すぐの土星回帰。
逆境と人生の節目が重なるケースです

どういったことが舞さんの身に起きたかというと
二人の幼い子供たちを抱えた状態で
ご主人が働けなくなってしまい、
土星回帰のタイミングで離婚されたそうです。

冥王星がトランジットするとき
人生に大きな転換が起きます。
大きな揺り戻しも何度もきます。

元気にならなければと思っても
どうやって元気になったらいいのか
わからない時期で、
そういうときに重要なのは<月>です。

食べる、眠る、身の周りのことをする。身近な人の世話をする。
日々の営みは月の管轄です。
月は文字どおり<月並み>なことを繰り返す力。
環境をととのえ、辛抱強く日々を重ねることができれば
復活、再起の時期はめぐってきます。

舞さんもその後再婚され、今は幸せにされています。
冥王星の星回りのあと、立ち直れず引きずっている人もいますが
目覚ましい活躍をされる人もまた多いものです。

太陽に限らず、冥王星がやってくるときは
集中的にその天体のテーマに打ち込めると良いと思います。

この記事は最初に書いたものが消えてしまって
しばらく放置していたら
鑑定では出生図に太陽-冥王星のハードを持つ方が続きました。

牡羊座太陽-天秤座冥王星180度を持つ人は
「こんな人生、生きていても意味がない」と思っていたとき
強盗にナイフで背中を刺される経験をされたそうです。
療養を余儀なくされましたが
これまでの生き方を振り返るきっかけになったのだとか。

太陽-冥王星は極限の出来事を体験しやすいですが
あとから再評価できる星回りでもあります。

人生の一つの章が閉じ、次のステージへと
押し出される時期となるでしょう。

サンプルになってくださった海部 舞さん、ありがとうございました。

海部 舞さんのホームページ
http://hoshino-mai.org/


n太陽とt冥王星の0度の時期について [トランジット]

今日は以前よく電話鑑定させて頂いたRさんの命日です。
2012年の年末に行方不明になり
亡くなられた日はわからないのですが
見つかったのが翌年の7月7日で、この日が命日になりました。

先日、吉祥寺の「赤ちゃんを呼ぶ占星術講座」に
参加してくださったホシハルカさんが
「ずっと前にあさひたか子さんのサロンのオープニングセレモニーで
 ご一緒させて頂いたことがあるのですよ」と
話してくださり、ハッとしました。
いつも電話で話すのみだったRさんと初めてお会いしたのも
このときだったのです。

1960年生まれの方で、私より9つ年上でしたが
とても可愛らしい方でした。
モデルのお仕事をされていました。

r-1.gif

蠍座の金星はMCと0度でノーアスペクト。
女性としていつまでも美しく、愛される存在でいることを
目指されていたように思います。
月のサインは水瓶座で、アスペクトは海王星とスクエアのみ。
不安感が強く、助けを求めてすがりつくようなところがありました。

よく鑑定させて頂いていた2011年~2012年は彼女にとって厳しい星回りでした。

r-2.gif

MC、金星にt海王星がスクエアになり
t土星がn海王星と0度、n月にもスクエアを投げかけ
n太陽-n土星0度にt冥王星がやってきていました。
そしてMCの上で日食も起きました。

どういったことがRさんの身に起きたかというと
彼女は家庭のある裕福な男性に生活費の面倒を見てもらっていたのですが
相手の経済状況が厳しくなり、
「これからは自活していってほしい」と
援助を打ち切られてしまったのでした。
モデルのお仕事以外にもいくつかパートを始められたけれど
続かなかったようです。
故郷に帰ろうかな、とも話されていましたが
年老いた両親は世間体を気にして戻ってきてほしくないと
いうことでした。「とても田舎だから」と。
更年期の症状が出て、ホルモン治療もされていました。
心身ともにつらかったようです。

同じ頃、冥王星的な占い師の人と知り合い
金箔エステのサロンを開業するよう勧められ、
言われるがままに貯蓄のほとんどをリフォームにつぎ込んでいきました。
その後、その占い師の人とも揉めてしまい・・・
サロンもスタートしてすぐに止めてしまったのでした。
その年の年末、実家に帰省してすぐにコンビニへ行くといって
姿を消してしまわれました。

「自立していけるようがんばる」と話されながらも
「結婚したい、パートナーがほしい、」が私が聞いたRさんの最後の言葉でした。

出生の太陽に冥王星がやってくるとき、
人生をやり直すことが多いです。
極限の体験をすることもあるでしょう。
Rさんの場合はt冥王星-n土星0度の時期でもあり、
経済的な問題で出た場合、破産寸前までいくことも。

Rさんは52歳の誕生日の前後に亡くなられたけれど
50代から金星を生きることから太陽を生きることへ
向かおうとされました。
勇気があった、じゅうぶんがんばられたと思い返されるのです。


n土星とt冥王星の180度の時期について [トランジット]

今回の記事はゆうさんのために書いています。
ゆうさんは関西在住の占い師さんです。

去年の4月、カーディナルクロスの最中、
ガンが発覚しました。原発巣は直腸。
すでに肝臓に転移しており余命宣告をされました。

ネイタル土星に対するトランジット冥王星の180度、
彼女は今、このトランシットの影響下にいます。

高熱が出て倒れ、病院を受診したときのチャート

you-1.gif

①n土星とt冥王星の180度。蟹座の土星はゆうさんにとって
 ASCと12ハウスの支配星
②n月にt土星の180度。牡牛座の月はゆうさんにとって
 6ハウスの支配星
③n冥王星に対してSA月が90度。SA月は6ハウスを運行
④n海王星にSA天王星が0度、SA太陽が90度
⑤n火星に対してSA水星・金星の0度が90度

ASCの支配星と12ハウスの支配星が6ハウスと関わり、
ハードなトランジットを受けた場合、
ときに健康問題として現れます。

ゆうさんは職場に冥王星的な人物がいて
強いストレスを感じていました。なのでガンが見つかる前は
健康問題ではなくそちらで象意が出ているのかも、
とも考えました。
Aで象意が出たからBでは出ない、たとえば
金星ならば、お金の問題で天体のエネルギーを消化したから
愛情問題は免れる、ということがあります。

大難が小難になるか、またはその逆なのかは、
出生図のコンディションによります。

ゆうさんは出生図に6ハウス土星を焦点とする
クインデチレのYODを持っていました。

151001ブログ用・クインデチレ.jpg


強迫的な傾向が二つ重なることで
自分を急き立て追い詰める性質がさらに強まります。

土星はHN2でいくつものミッドポイントの焦点になっています。

151001ブログ用・ミッドポイント.jpg

土星=太陽/火星=水星/ヘッド=金星/ヘッド=水星/海王星=金星/海王星
  =木星/MC
これらにt冥王星がコンタクト。

Lauren Delsack氏の著作<How emotional conflicts trigger Disease>では
感情的なショックや痛みがどのような病気を引き起こすかについて
考察されています。病気は体質や生活習慣によって
引き起こされるものですが、苦しい、厳しい感情体験のあとに
病気が見つかるケースもあります。
腸の病気は消化しきれない怒りや不満、
とくに直腸はなわばり、自分の居場所を見つけられない恐怖に
関係するそうです。象徴としては蠍座、冥王星関連のストレス。

身体は我慢の限界を教えるために
病気になったのかもしれません。

ゆうさんは日本で初めての試験治療に参加できることになり
抗がん剤治療を1年間続けられました。
一度に二種類の抗がん剤を投与したそうです。
つらい治療だったでしょう。
しかし、薬はかなり効いたようで、
手術できるまでに腫瘍が小さくなり、跡形もなくなりました。
優秀なドクターが医療チームを組んで、
全力で治療に当たってくださったのだとか。
n木星は6ハウス土星に120度、トランシットの木星も
6ハウス土星に0度・・・
木星の助けがあったのではと思います。

年末、t土星がp月に0度、n月に正確に180度を形成した頃
ゆうさんは意識不明になり、死の瀬戸際まで近づきました。
三途の川を渡るのを
亡くなったお母様が引き戻してくれたのだとか。

ゆうさんの星回り、
その中でも土星-冥王星の180度について取り上げたいと
思います。今回は天王星も90度をとったので
より激しい出方をしたでしょう。

この星回りは多くの人にシェアしてもらっていますが
必ずしも病気で出るとは限りません。
ただゆうさんのようにハードなトランジットを受ける天体が
ASC支配星や12ハウスの支配星で6ハウスとも関わる場合、
あるいはライツにも関わる場合は、健康問題に注意してください。
ゆうさんと誕生日が二日違いの方も知っていますが
健康面では出ていません。

仕事、学業、家庭、両親、恋愛、対人関係など
さまざまな分野での影響があります。

自分の意思ではどうにもならない状況になるのが
このトランジットの特徴です。
辛抱の時期、ということです。
閉塞した状況の中、苦労の上にさらなる苦労が上乗せされます。
強制を受けたり自由のない立場に甘んじることも少なくありません。
これまでの立場を維持しようと超努力、超忍耐をしますが、
敗北宣言をせざるを得ないことも。
息の詰まりそうな学校、職場、家庭。脱出は困難。
気持ちを鈍感にし、耐えしのぶ。時が過ぎるのをただ待つ。
もともと土星-冥王星が効いている人は
苦労を苦労と思わないので、影響に気がつかないことも。
このトランジットのあと、困難な状況から開放されます。
ひとつの季節が過ぎ去ったことを実感するでしょう。
状況も以前とは違っています。
そして人としても深い変容を遂げているのです。
真の意味で大人になる、という感覚に近いかもしれません。

私は子どもの頃にこの星回りを迎えましたが、父の闘病の時期と符合します。
またトランジットではないですがネイタルの太陽・土星の0度に
SA冥王星が180度を形成したとき、父がガンで亡くなりました。
身内の終末医療の現場に居合わせる状況と
この星回りが一致した人は、私のほかにも何人かいます。
ホロスコープは不思議なもので、代受苦があります。
自分の星を誰かが肩代わりしてくれるのです。
私の場合、父が苦しむ姿を見せてくれました。
このディレクションで父の死の直前に
長年のわだかまりを捨てて和解しました。

このトランジットでは、必要でないものは手放します。
それがずっと苦労してしがみついていたものであったとしても。
キャリアも人間関係も、例外ではありません。

困難な状況の中では、本心があらわになります。
自分に嘘をつける余力はないのです。
優等生ではいられません。弱音も吐きます。
心の中を嵐が吹き荒れるでしょう。
積荷を海に投げ捨てるように、執着していたものを手放します。
最終的に本当に大切なものだけが残ります。

現実は厳しく・・・どんな大病をしようとも、
生きているかぎり、日々の暮らしは続きます。
自分にできることも限られるし
ストレスを感じる出来事もあるでしょう。
しかし、もう自分を偽れません。
そして本当の人生を生きる覚悟を決めるのです。
土星-冥王星の星回りではリミッターが外れます。
底の底につきあたったというという感覚から
もう一度、新たな出発点に立ち返ります。

死にかけたからわかること、
死にかけなかったら、知りえなかったことを
ゆうさんは、身をもって知りました。
今後は多くの人に還元されていくのだと思います。

8月に大阪で再会したとき、
痩せて、ベリーショートになっていたけれど
ゆうさんは元気な笑顔を見せてくれ、
清々しく輝いていました。
ホッとしたし、とても嬉しく思いました。
いつも応援し、賞賛し、励ましてくれるゆうさん、
メールでもたくさんのパワーをくれる方です。
きっと誰にでもそうなのでしょう。
その分、ひとりになったとき、疲れていないかなと
気になりました。

いやだな、無理だな、しんどいな、と思うことには
これからは我慢せずにNOと言ってほしい。
日常生活はやらなくてはいけないことが満載だけれど
なおかつ体調がよくない日もあるでしょうけれど、
楽しいこと、魂が喜ぶことは
ほんの少しずつでも、優先して行ってほしい。
それから・・・病気を乗り越え、生きていてほしいです。

この記事について書いているとき、
北斗晶さんが乳がんの手術、川島なお美さんが胆管がんで亡くなられました。
タイムリーですし、不安をあおることになるのでは、、、と
すっかり筆が進まなくなってしまいました。
しかし、かならずしも病気を意味するわけではないです。

友人は、ASCと土星の合を持ちますが
DESに冥王星がきたときに
両足を骨折しました。
片足だけ骨折するより、両足を骨折したほうが
いっそ自由に動けるのだそうです。
何度もしつこいですが、
かならずしも怪我を意味するわけではありません。
刻苦勉励し、試験に合格した方もいます。
ICとn土星が0度、MCにt冥王星で
長年の不妊治療を経て赤ちゃんを授かった、
でもそれ以外はとりたてて
何も思い当たることがない、という方も
先ほど観ました。

占星術を役立てるには、時期を予測することです。
心配な星回りが来ているときに
検診を受けることは、病気の予防になると思います。

ゆうさんは余命宣告を受けましたが
病気と対峙しました。
危機を乗り越え、生還を果たしました。
ゆうさんの強さ、そして彼女を支えた周囲の人の思いが
奇跡を起こしたのでしょう。

ゆうさんの体験が同じ苦しみを背負っている人にとって
希望になれば、と願っています。


月-天王星について [トランジット]

年明けからなぜか妊婦さんとお話する機会が続いたのですが、
去年の10月8日の月蝕や10月24日の日蝕の影響が強烈だったのだということに
思い至りました。
経験上、日蝕の3~4ヶ月後に妊娠報告を受けることが多いのです。

ただ今回は予期せぬ妊娠をされる方が多く、
いつもとは感じが違っています。

「一人目を授かるのにとても苦労したので思いがけず
 授かり、びっくりした」という嬉しいご報告もあったのですが
「夫と別れようと思っていたのに出来てしまった」
「生まれたら夫と別れようと思う」
「経済的に不安、生まれたら新しい職を探さなければ」
「新生児の世話をしながら、仕事も可能な限りがんばる」
など安心して出産、子育てする状況ではない人が多い印象を受けました。
せっかく授かったのに、事情が許さず中絶の決断をする人も。

10/8の月蝕は天王星食になっています。10-8-eclips-1.gif

今は天王星とノード軸が近いので
月が天王星を隠す天王星食が起きやすくなっています。
最近では1/25に起きました。

uranus-eclips-3.gif

古典占星術では日蝕、月蝕と同様、星食(OCCULTATION)についても
あまり肯定的に解釈しません。エレクショナルでは
食になる天体は影響が弱まるので避けた方が良いとします。
天王星については、突発的な変化や物事をくつがえす傾向が
月によって抑えられると考えます。

おそらく現在、月のノードと天王星が触れている影響だと思うのですが
多くの人が抑えきれない感情を隠し、平穏に日常をこなしているといった感触があります。
出生天体(とくに月)が天秤座、牡羊座、蟹座、山羊座にある人は
強い自覚が出るでしょう。

行き場所のない、吐き出すこと出来ない激しい感情、
悶々と溜め込むしかないフラストレーション、
何かを隠しておかねばならない状況など。
平気な振りをして表には出さずにいるけれど
破裂しそうな思いを胸に抱え込んで、地味に耐えています。

日本人の感性として<隠す>ということは、包むことや慎むこと、秘めることに
関係しています。大切なものは包み隠すのです。
たとえば外国ではチップはお金のまま渡しますが
日本人はそのままではなく懐紙や半紙に包んで渡すという文化があります。
お金とともに気持ちも包むのです。
神社のお守りも何重にも包んであります。
感情を出すことを控えたり慎んだりするのは
相手や自分の心を大切に守るためでもあります。
「包」という文字は子宮の中に胎児がいることを表した
象形文字なのだそうです。
占星術の象徴では月の管轄です。

しかし月が包み込んでいるのは天王星ですから
感情が爆発しそうなこともあるでしょう。
張り詰めたエネルギーを建設的な方向にへ振り向けたいものです。

自分の殻を破りたい人にはチャンスの星回りなのだと思います。
生まれ変わりたい、外に出たいともがいている人は
ちょうどこういったトランジットと呼応しやすいようです。

冥王星の90度も加わり内面にとても圧力がかかる配置なので
爆発卵(電子レンジでつくったゆで卵)のように
内側から吹っ飛んでしまう場合もあるでしょう。
一触即発の危険性。
大切なものを壊してしまうのは一瞬です。

心の中に押しとどめている思いをブレイクスルーの起爆剤として、
あるいは強いモチベーションとして今後の糧にしていけるか。
身ごもっている天王星の激しいエネルギーを制御不能にせず
いかに育てていけるか、穏やかで平和なものに転換していけるかどうか
ということもイメージできれば、と思います。


n土星とt天王星合の時期について [トランジット]

明けましておめでとうございます!
本年もよろしくお願いします。

12月は蠍座天王星世代の人からn天王星-t土星の0度体験を
シェアしてもらうことが重なり、不思議なことだなと思っていたら
自分自身もn天王星-t土星の60度を迎えていました。

n天王星-t土星は改革の星回りです。
より自分の本質に見合った
新しい体験、成長を求めて、不要になったものを
捨て去ろうとします。そこには人間関係も含まれるので
多くの場合、苦痛を伴います。
蠍座天王星世代の場合は特に大変だったのは。

私自身、n天王星-t土星の0度を迎えた頃を振り返ってみると
閉塞感や限界を感じていて、自分を変えたい、
状況を変えたいとあがいていました。
当時はスピリチュアル・レッスンやパスワーキングなど
変容を促すメソッドに真剣に取り組んでいましたね。
その効果の大きさに味をしめて、その後も定期的にやっています。
スピリチュアル・レッスンは
「いらないものを人生から全て取り除こう」と唱えながら
とにかく掃除をするというもので、強力な浄化作用があります。
妹は2回も携帯電話を壊したので途中で止めました。
いらないデータが入っていたのでしょう。
私自身も依存的な友人と離れました。
パスワーキングは閉塞した回路が広がり、
エネルギーが流れ出す感覚があります。
許容範囲を超える出来事が起き、バランスを崩すことも。

破壊と痛みをともないますが断捨離によってシンプルになったり、
現状に甘んじずチャレンジを続ける、改革するということにおいて
n天王星-t土星の星回りは力を発揮します。

それでは、n土星に対するt天王星の0度はどうなんだろう?
こちらも何人かの人に質問されたので
象徴についてずっと考えていたところ
年明け早々、夫のPCを壊してしまいました。
夫は年末年始は仕事だったのですが
うっかりしてエアコン、ホットカーペット、オイルヒーターと
次々にスイッチを入れたところブレーカーが落ちてしまいました。
作業中のデータが吹っ飛んだのはもちろんですが
ハードディスクがクラッシュしてしまったのです。夫は
「泣きそう!くじけそう!」と言いながら
三日三晩、復旧作業をしていました。
何とか仕事が出来る状態にまで戻ったのですが
動作が以前より不安定・・・
我が家の土星はメインマシンである夫のPCであることを
再認識させられました。
PCがないと全く仕事にならないのです。
壊れるのは一瞬、そして元通りにはなりません。
後悔はしてもあまり反省しない性格の私、
しかし今回は深く反省しました。
以前から気をつけるように言われていたのですが
実際に痛い目を見るまでは油断しているものです。
まあ痛い目を見たのは夫ですけども。(私のPCじゃなくて良かった~)
夫は今n土星-t天王星0度の星回り。
象徴的な出来事でした。

n土星-t天王星0度の星回りでは、信頼しているもの、
磐石だと疑わないものが突然脅かされるといった出来事が起きると
Robert Handは述べています。
壊れるのは一瞬ですが立て直しに時間がかかるでしょう。
会社、仕事、経済、対人関係、健康、家、不動産、両親、家族etc・・・
何に土星を投影しているかは人によって違います。
今の時期、この星回りを体験する人は
t冥王星とt天王星が90度を形成しているので
自発的にはバラバラにできない重要なものが
突然崩れるといったことは起きやすいでしょう。
しかし人生を根本から新しく組み立て直す
チャンスがやってきているということです。
出生図のコンディションによって
この時期の印象は違ってくるはず。
夫などは2ハウスにt冥王星が入り
2ハウスの支配星である土星へスクエアを
投げかけるので金銭面では崖っぷちですが、
t天王星はn金星n木星と120度、
この数年は新しい人間関係が広がって楽しそうにしています。
n土星が何ハウスの支配星であるかに注目してください。
そのハウスのテーマにおいて壁が壊されたり風景を一変させるような
何かが持ち込まれるでしょう。
人生全体を俯瞰した場合、この数年間は
逆境を乗り越え、ライフストーリーを書き換える時期に
当たるはずです。


同じ誕生日の人②n金星に対する天王星-冥王星のトランジットについて [トランジット]

n金星にt冥王星-t天王星のスクエアが関わると
これまでの対人関係や愛情のパターンに
深い変容、大きな転換が訪れます。

激しい感情を体験しやすいときです。
行き過ぎると独占、束縛、支配といった傾向が出ます。
心理操作によって相手の気持ちを振り向かせようとすることも。
しかしそれが叶わなければ、強烈な嫉妬心となります。
嫉妬で苦しむことは本人にとってはつらいですが
それでも人を好きになるのは良いことのように思えます。

このトランジットは
恋愛以外でもさまざまな現れ方をします。
多くの場合、とんでもない大事件が起こるわけではありません。
客観的にみて、ありふれている
取るに足らないようなケースであることも。
しかし本人にとっては激震であったり
生まれ変わるきっかけになります。

前回の続きです。

この夏、27年ぶりに生年月日が同じ友人と再会しました。
自分と似たホロスコープを持つ人、
ハウスという体験の場が違っているものの
どんな共通項があるだろうと興味津々でした。

友人は明るく話し好きで、どちらかというと三枚目のキャラクター。
男子に人気があるというよりは女子ウケするタイプで
いつも仲間に囲まれていました。

ホロスコープを詳しくみればアングルと月の度数が
違うのは当然としても
水星の度数、金星の度数も1度違っています。

特別仲良くはなかったけれど
深い話が聞けたらいいな、と思っていました。

友人の太陽回帰図

st-3.gif


「最近どう?何か大変だったりする?」

「なーんもない!めっちゃ平穏無事。」


太陽回帰でGクロスができて
n金星にt冥王星がスクエアなのに
何もないのか。
あるいは一口では話せないこと、
久しぶりに会った友人に話すような内容では
ないことがあるのかもしれない。
自己開示してもらうのは難しいかも。

「忙しくないの?」

「まあ、腰を下ろす暇はないかな。家に帰っても
用事がいっぱいあるから座らないようにしてる」

平穏無事で何事もないが、腰を下ろす暇はない。
慢性的な多忙。
これは私自身の状況と少し共通しているような気がしました。

しばらくお互いの近況を話し合っていましたが
ペットの話から、友人がこの5月に
愛鳥を亡くしたことを話してくれました。

友人は結婚していますが、子どもがなく共働きです。
いつも留守がちで淋しい思いをさせた分
愛鳥をひとりぼっちで逝かせるのは嫌だ、
そばにいて看取りたいと思いました。

なのでGWは休ませてもらえるよう
仕事のノルマを達成し、
早々に休暇の申請をしたのだとか。

しかし上司には
「あなたは子どもがいないのだから、
子どものいる人のスケジュールを常に優先するのは
当然でしょう」と却下されたのでした。

独身者や子どものいない人が
子育て中の人のフォローをし
仕事の負担が増えることはよく聞く話で
多くの会社がそういう状況なのでしょう。

職場では円満であることを心がけていたそうです。
これまでは嫌なことがあっても
穏便に済ませていました。

周囲に合わせることを
ずっとやってきたけれど
死を目前にした
愛鳥の存在の方が重く感じられ
職場でよく思われることは
たいした問題ではなくなりました。

「すごく腹が立ってさ、自分の主張を通したわ」

怒りの感情は自分の意見を明確にし、主張することを助けます。
友人は無事、愛鳥を看取ることができたそうです。

たとえ小さな命であれ、大切な存在を失うことは
友人の内部で大きな変化を引き起こしたのでしょう。

しかし今回のことで普段の温和な友人に慣れた
職場の人たちはショックを受けたようで
彼女を取り巻く職場の空気は重いのだとか。
多忙ながらも淡々と仕事をこなすだけだ、と話していました。

「後悔してないけれど、社会人としては失格かもしれんよね、
長い間にこやかにやってきたのは
何やったんやろう、自分ってこんなに大人げない人間やったんやって
たま~に落ち込んだりもするよ」

そう明るく話してくれました。

私は長年、猫を飼っているので
小鳥の飼育経験はありませんが
ツバメの営巣を見守ったことがあり
鳥は人にとって大切なメッセージを運んでくれる
存在であると感じています。
小鳥を飼って、鶏肉を食べることをやめ
そのままベジタリアンになった人も知っています。

ペットの小鳥を亡くすというのは
よくある出来事だけれど
友人にとっては
これまでの対人関係のパターンを
変えるきっかけになったようです。

活動宮のクロスの影響下では
展開が早いです。

友人のように、自分に正直になって
周囲を驚かせてしまった人もいるのでは。

夫は天秤座の7度にn月があります。
2010年の年末に
「俺は来年から人見知りをやめるぞ」と宣言し
次の年からいきなり社交家に変わったので
びっくりさせられました。

ラジオで光浦靖子が言っていた
「話しかけられるのを待っている、
 人見知りはラクしてる」という言葉を耳にし
「俺のことやん・・・」と思ったのだとか。
きっかけは、ちょっとしたことです。

対人関係では出会ってすぐに意気投合し
男女を問わず急激に仲が深まることも多いようです。

スピード婚などおめでたい報告もたくさんありましたが
乗っとりに近いケースもいくつか見ました。
仲間、恋人を横取りされる。
テリトリーに深く侵入され、指図を受ける、言いなりになってしまう。
会社、コミュニティなど、場を乗っとられる。
自分が正しいと言い張られ、押し通されてしまう。
冷静に対処できる人と神経がまいってしまう人に分かれます。

こういう事態を招くことで、やっと
今までのパターンを変える人もいます。

私自身はn金星が8ハウスにあるせいか夫婦関係が変化しました。

今のところは泥沼不倫とか
借金苦とか病気になるといったような
重大事件はありません。

少し多忙になってきているので
周囲に合わせがちな傾向は
変えていかなくては、と感じています。
いつでも他人の要求、状況の方が切迫しているように感じられ
自分にとって重要なことを先送りにしてしまう癖があるのです。
(半球の強調では天体が南西に偏っています)

周囲の期待に応えようとする気持ちは
自分も周囲に期待し、依存していることの表れ。
人生において重要なことは、
周りがどうであれ
自分の責任で行っていくことが大切です。
そうでないと、失敗したときに
他人のせいにしたくなるでしょう。

これは愛されたい、受け入れられたい、という
金星の価値観が息絶え、太陽の価値観へ
シフトしていくということでもあります。

先日の日蝕に、一年の折り返し地点、個人秋分を迎えました。

後半に向けて気合を入れていこうと思います。


n金星-t海王星の時期について [トランジット]

星の研究会のカフェタイムでのこと、
NHKの朝の連続ドラマに出演している俳優さんが
隣のテーブルで取材を受けていました。

残念ながらTVをほとんど見ないので
その方のことは存じ上げなかったのですが
参加者の皆さんはご存知で、
握手してもらっていました。

とても長身で、握手に快く応じてくれる
気さくな雰囲気の方でした。
でも知らない人なので
私自身は特に何の感慨もなく。
しかし彼を知っている人たちは
とても感激されていましたね。

不特定多数の人たちに憧れられる存在、
芸能人はまさに海王星的な存在です。

小説、ドラマなど物語には
多くの人の心を巻き込む作用がありますが、
占星術の象徴としては海王星の影響力と考えます。
人は登場人物に自分を重ね
物語の世界を生きることで
楽しみやカタルシスを得ます。
それでいて
そこに描かれていることが
事実ではない、と承知しているので
現実から遊離しないでいられます。

小さな子どもたちは
手に汗を握って
紙芝居や人形劇の
登場人物に向かって
叫びます。

「ドアを開けちゃダメだ!」
「オオカミだよ!」

幼い子どもは
現実と虚構の区別がつきません。
物語はあるときは栄養に、
あるときは免疫になり、
心を育みます。

しかし、ときに大人でも
現実と虚構の区別がつかなくなって
しまうことが多々あります。

昔、ドラマで山口百恵のいじめ役を演じた
秋野暢子が町で石を投げられたり
非難の投書が大量に届いたりしたことは
有名な話です。
作り話、フィクションだということは
わかりきっているはずなのに。
事実と虚構は思いのほか
微妙なバランスのもとに
成り立っているのです。

とはいうものの
人生を生きていくには
希望の物語が必要です。

今日はn金星-t海王星について。
出会いに運命を感じ
無償の愛、プラトニックラブが生まれるときです。

美しい夢を見た分だけ、期待した分だけ
夢から醒めたとき失望、落胆します。
とくにハードアスペクトの場合は
偽りの愛、悲恋、婚外恋愛の時期表示でも
あります。

イージーアスペクトの場合は
安定性があり、コントロールしやすく
関係を長く続けられる傾向にあります。
ハードアスペクトの場合は
不安に感じられ、コントロールが難しく
関係を維持するのが困難になります。

海王星はバブルとして現れることがあります。
私の夫は獅子座にn金星とn木星の0度を持ちます。
パチスロマンガを描いていたのですが
対向にt海王星が来て180度を形成したときと
パチスロブームが重なり、
収入が伸びました。同時期、
バーテンダーが主人公の連載がスタートしました。
(お酒も海王星の象徴のひとつです)

このように象徴はバリエーション豊かに
さまざまな現れ方をします。

夢と現実が混同する時期ですが
この組み合わせだけでは
とくに危険とはいえません。
芸術活動、奉仕活動、また見返りや感謝を期待せずに
行う献身的な活動に関しては幸運。
現実的なことよりも夢や理想を追うことに
価値を置くときです。

ただ既婚男性にとっては
魅力的な女性と出会いやすく
危険なトランジットです。

若い頃に放蕩したことのある人は
(身を持ち崩してしまう危険もあるのですが)
海王星の象意に関して免疫があります。
その後は安定しやすく
火遊びも軽症で済むでしょう。
しかしずっと仕事一筋というような
真面目な人生を送ってきた男性にとっては
難しい時期です。
海王星が悪い星というわけではなく
どの程度慣れていて、扱えるのかという問題になります。


サンプルとして

①40代の会社員の男性
 不妊治療中の妻に性病を移して浮気が発覚。
 その後、学生時代の女友達との恋愛関係も
 発覚してしまう。

h-2.gif

②40代の医師。
 若い女性に夢中になり
 医学生時代を長年支えた妻と別居中。

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③40代男性
 n金星が妻に投影されることも。
 携帯電話をチェックし、妻の浮気を知ってしまう。

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星の数ほどいる人の中で
恋愛関係になる人との出会いは
それなりに強い星回りの影響下で起きますし、
相性にも現れているものです。
いくつになっても人は誰かを愛さずにはいられないし、
その思いを押し殺すことが良いとはいえません。
ときには制御不能の感情に
とらえられることもあるでしょう。
それもまた人生であり、
ムダなことなど、ひとつもありません。


しかしもし実際的で賢明でありたいと願うなら
n金星-t海王星の時期は
夢と現実をしっかりとわきまえることが大切です。
誰かを好きになっても、
これまでの生活を壊す覚悟がなければ
おおごとにしないことです。

この時期の過ごし方のアドバイスとして

①n金星-t海王星に対して何らかのかたちで土星が関われば
 裏切られた、騙されたという事象が起きることが。
 n金星のコンディションに注目してください。
 とくに出生図に金星-海王星-土星のコンビがあれば
 被害者意識に陥らないこと。
 現実感覚をしっかり持って対処することが大切です。

②情にもろくなります。また甘い夢に目を曇らされないように。
 とくに180度の場合は自分だけではなく、パートナーの
 人を見る目も甘くなります。

③恋愛を含む対人関係において誤解したり、また誤解を招きやすい。
 良かれと思ってしたことが逆効果になってしまうことも。
 そういう時期だとわきまえ、気に病まないこと。

④過度に理想化してしまうとき。
 しかし期待している分、がっかりしやすい。
 「良い夢を見させてもらった」と切り替え、失望をひきずらない。

⑤自分の気持ちだけにとらわれない。
 とくに道ならぬ恋の場合は周囲を巻き込む問題に発展する場合も多いです。
 その代償は大きな目でものごとを俯瞰すれば見えてくるはず。
 腹をくくって相応の責任をとる度量がなければ、
 その恋は心の中にしまいこんで墓場まで持っていきましょう。

⑥海王星は多くの人と共有する幻想や夢。
 いつの間にか本来の夢とすりかわってしまうことも。
 犠牲をはらって他人の期待に応えようとしていないか
 不本意ながら相手を受け入れていないか
 客観視しましょう。 

⑦見返りを求めず、献身的に人に尽くすことがあります。
 助けが必要ではない人を助けようとすることも。
 相手も自分と同等であることを意識し
 節度を持って接することが大切です。


⑧冒頭の俳優さんではないですが、
 憧れられたり、衆目を浴びることがある時期です。
 周囲の目を意識して 背伸びをしやすいとき。
  しっかりと地に足がついていれば
 足元をすくわれることはありません。

どの星回りも人生の1ページであり、何らかの
意味を持ちます。
海王星が効いている時期だからこそ、
見れる夢、できる冒険があることも確かです。
一見バカらしいことやムダに見えることにも
取り組んでいけます。

自分自身のライフストーリーに
海王星のスパイスをどのように効かせていきたいか
イメージしてみると良いでしょう。
美的な感性は高められ、
スピリチュアルな可能性も開かれるとき。
直感や感受性、イマジネーション力も
強まるので芸術家にはプラスに働くことが多いものです。
金星-海王星だけではなく、海王星のトランジットは
ワーッと人を持ち上げたり、あるいは貶めたりしますが
その後は波がひくように去っていくものです。
むしろt海王星が去ったとき、残っている人間関係こそが
本物です。


占星術の体系は「真理」ではなく、
天体はこんな影響を人に及ぼす場合もあるという
「仮定」と考えてください。
困難な局面であっても、どのような意味づけをするかで
受け止め方もまた違ってきます。
占星術の象徴には原則がありますが
教義ではないので守ったり信じたりする必要はありません。
しかしもし役に立つようでしたら、ぜひ参考にしてくださいね。


 
 


月相再置、t木星のASC回帰について [トランジット]

月相再置<angle recurrence>とは

太陽と月が誕生時と同じ角度(月相)を
とるタイミングで受精が成立するという
占星術師であり産婦人科医であった
旧チェコのジョナス博士によって提唱された
妊娠しやすい星の配置のことです。

赤ちゃん待ちの人たちには
ルナ・バースディという言葉やルナ排卵が起こる時期として
よく知られています。
月相再置のときに
通常の月経とは違うサイクルで排卵が起こるので
妊娠を望む場合は
48時間前~15時間前に夫婦生活を持つと良いと
されます。

SGでは経過円→月相→月相再置で出せます。

今日、取り上げたいのは
とても珍しい月相配置について。

太陽回帰(ソーラーリターン)と月回帰(ルナリターン)が
同時に起きる日のことです。
つまり太陽も月もほぼ同時に自分が生まれた日と
同じ位置に戻ってくることが稀ですが、あるのです。

私にとっては2007年がその年でした。
最初に見たときは、「ソフトが壊れちゃったかな?」と
びっくりしました。

20070421gif.gif

0歳~80才までの太陽回帰を調べたら
38歳の年と57歳の年の2回、
太陽回帰と月回帰が同じ日のうちに
起きるという年がありました。

38歳の年というと前回の記事でご紹介した
ジョン・平野氏のリーディングを受けたほか
当時の手帳を見直すと啓示やガイダンスとは気づかずに
さまざまなメッセージを受けとっていました。

まだまだスタートを切ってはいないけれど
卵の私、受精卵の私が着床するヒントを見つけた、
振り返ってみるとそんな年でした。
具体的にいうと好きなブロガーさんがいて
大きな影響を受けていました。
もちろんその頃は自分がブログを始めるなんて
思ってもみませんでしたが。

太陽回帰と月回帰が同時に起きる年、
機会があれば、調べてみてくださいね!

ほとんど見かけないのですが
この間、シナストリーで太陽と月がほぼ同じ場所にあり
月相も同じという相性を見ました。

ss.gif


このお二人の年齢は親子ほども違うのですが
去年、とある文芸界の新人賞を同時に受賞され、
そのご縁で知り合ったそうです。
(内円が私に鑑定を依頼してくださったSさんです)
内円・・・太陽-月30度 3相/28相 太陽/月 山羊座10度
外円・・・太陽-月27度 3相/28相 太陽/月 山羊座11度


お二人は太陽と月のミッドポイントが同じで
カーディナルクロスが触れるという星の配置。
同じ時期にダブル受賞するというのは
星回りが似ているためかもしれません。
同じ道を志すライバルとして
今後も切磋琢磨されていくことでしょう。

お話を伺うと受賞によって注目を浴び、
対人関係で大変なこともあったそうですが
作家としての道が開けたのでブレイクスルーとして
働いたケースではないでしょうか。

Sさんは金星期に創作活動をされていたけれど
太陽期の間、離れていました。
しかし火星期に入り、n金星にt冥王星が重なった頃から
またゆっくりとリスタートされたそうです。

冥王星には怖いイメージがありますが
仮死状態のものの息を吹き返させる力を
持つのですね。

がむしゃらに突き進んだのではなく
主婦として家庭を守り、小さい子を育てながら
毎日少しずつ自分の中の作家としての芽も育てて行かれました。

今はカーディナルクロスがアングルで起こり、
木星がASC側、冥王星が7ハウス側という星回り。

ss-3.gif


7ハウスに冥王星がくるときは、強い影響力を持つ人と出会います。

パワーのある人、カリスマ性を持つ人。
あるいはスパイのように
一挙一動を観察している人と渡り合っていかなくては
ならないことも。
権力闘争に巻き込まれることは賢く避けなければなりません。
足を引っ張られることも注意深く阻止しなければなりません。

1ハウスを運行する木星についてですが
木星の周期は歯の生え変わりの時期とリンクします。
6歳前後で乳歯が生えそろい(木星のハーフリターン)、
12歳前後で永久歯が生えそろいます(木星回帰)。

歯が変わることで食物の種類が増えるように、
木星は世界を広げます。

1ハウスは牡羊座、火星の場所なので、t木星のASC回帰は
象徴的な意味合いであごの力が強くなり、
たくさんの食べ物を食べることができる、
つまり、さまざま体験をすることによって
大きく成長していける時期と
解釈しても良いのでは、と思います。

木星は射手座の支配星であり、広い世界を見てみたい、
体験したいという思いを強くさせます。
食べ物でも実際の人生でも好き嫌いをなくそう、
とりあえず噛み砕き、味わってみようとするのでは。

まさに、冒険しようとするのですね。

そんなASC蟹座の人へ、梨木果歩さんの小説に
ピッタリの言葉があったので引用します。


-----------------------------------------------------------

──確かに、新しい歯の萌芽が見えます。これは大切になさるがよろしい。

いちいち余計なことを言う。

──では、新しい歯の萌芽を励ましておきましょう。

訳が分からぬながら、励ますと言われてやめてくれとも言えず

──頼みます。

そういうと歯科医は私の口中に向かい、

──自分が大きくなるときに、誰に遠慮がいるものか。

ねたみひがみは蹴散らしていけ。

と怒鳴った。


「f植物園の巣穴」 梨木果歩 著 より


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